窒素ボンベのコスト vs 窒素発生装置のコスト
配達サービスも含む窒素ボンベ利用にかかるコストは、研究所の予算をやりくりするために適切なものと思えるかもしれませんが、窒素発生装置を購入すればより良い費用効率で窒素を利用することができます。
窒素ボンベのコストは最初こそ安いですが、契約には基本料金の値上げがありがちで、更にレギュレーターのメンテナンス費や配達費、燃料費やボンベ、パレットのレンタル費用などが含まれていることもあり、コストは高騰しがちです。窒素発生装置の利用はより経済的に優れた選択肢で、通常で所有1年目から窒素ボンベよりもコストが節約できます。1日8時間使用で週5日稼働させるのに32L/minの窒素が必要なLC-MS機器は、年に約4百万リットルの窒素を消費しますが、これは窒素ボンベであれば約450本分に相当します。以下の表はインフレの影響を考慮しない場合の、窒素ボンベ450本注文時のコストと窒素発生装置のコストとの比較分析です。